今回めでたく(?)2回目を迎えたMojo Cafeのアナログ鑑賞会。
Mojo Cafeのリスニング・イベントとしては他に毎月定例のRock Bar@Mojo Cafeという爆音リスニング・イベントがあるが、こちらは・・・
出演は、ビートルズ研究家として有名な藤本国彦さん(数えきれないほどのビートルズ関連本を出されてます)、ビートルズ博物館元館長、ビートルズマニアの中でも有名な野口淳さん、そしてMojo Cafeの常連であり翻訳家、音楽マニアの朝日順子さんの3人。
基本的に、曲にまつわる3人のトークや朝日順子さんによる歌詞解説(単に英語に長けている、という事をはるかに超えて、作品・時代背景や、言葉の表現の裏までも読み取る新機軸の歌詞解説であり最近注目されています)などを交えながら、野口さんご所有の数々のアナログレコードを爆音で聴く内容で、野口さんが定例でライブハウスで開催されているビートルズ・アナログ鑑賞会のスピンオフ企画。
ライブハウスとは一味違うMojo Cafeならではのアットホームで自由度の高い雰囲気がこの会の持ち味になっている。
今回はポール(&リンダ)マッカートニーの1971年作品『ラム』
この作品、ポールの数ある作品の中でも一、二を争うほどの名作であると思うが、一般的な知名度としたら?と考えるとお客様は如何程に・・・?
という心配は意味のない事でした(笑)。
ご覧の通り超満員!
オープン1時間半まえから店の前に人が並び始めました。ビックリ!
これもご出演の3名がいかに人気があるかを物語る一コマですね。
そして今回のアナログレコードの内容はというと・・・
これ、会場で配られた本日のレジュメ。
前半はUKオリジナルで聴くRAM。
後半は各国盤のシングルやLPを1曲ずつ。
そして特筆すべきはカバーバージョン。際物ミュージシャンとして名高い(?)スクリーミン・ジェイ・ホーキンスのモンクベリー・ムーン・デライト、そしてカバーと言っていいのか?ツイン・フリークス(ポールとDJフリーランス・ヘルレイザのユニット)のロング・ヘアード・レディーが最高に面白かった。(ロング・・・は、申し訳ないことにアルバムレーベルがわかりにくくて本編ではかけられず、イベント終了後のBGMとして流すことになってしまい申し訳なかったです)
そして本編とは別に、幻のアルバム、通称ロスト・ペパーランド・アルバムについても解説していただきました。
今回も1台のレコードプレイヤーで次々とアナログ盤をかけさせていただきましたが、これを順調に進行させられたのも朝日智士氏による貢献が大きく、この場を借りてお礼申し上げます!
音楽の楽しみ方は人それぞれで、音楽へのかかわり方、思い入れ、音楽に求めるもの等などみんな違うと思いますが、このようなリスニングイベントに参加するのもまた一興ではないでしょうか。ご出演お三方のトークと解説はなかなか聞くことが出来ない内容ですし、かかるアナログ盤は珍しいを通り越した貴重盤ばかり。(だから何だ、と言わずに楽しんだもの勝ち:笑)Mojo Cafeの爆音サウンドは、オーディオマニアの求める音質の良さではなく、この木造建物で高く立体的な空間に鳴り響くアナログの音が妙にマッチしているMojo Cafeだけのサウンドになっていると・・・手前味噌ですが・・・
今回は予想を超えた参加人数となり、立ち見となってしまったお客様、また用意していたレジュメも足りなくなるなど一部ご不便をおかけしたお客様もいらっしゃったこと、大変申し訳ございませんでした。これからも少しでも多くのお客様に楽しんでいただけるよう努力する所存でございますので、今後ともよろしくお願いいたします。
今後の『アナログ鑑賞会』は未定ですが、またMojo CafeホームページやSNSなどを通じてご案内させていただきます。また、毎月定例第2月曜開催の『Rock Bar@Mojo Cafe』へも是非足をお運びください。
Mojo Cafe 店主