今回は横浜の老舗ロックバンド、The Vodkaのアコーステックユニット、The Cocksucker Blues Bandの登場!
The Vodkaは横浜で30年以上活動を続けるバンド。ボーカル&ギターの辻浩二をメインに、ここ数年はベースに元ストリート・スライダースのジェームスが参加している。
僕は約30年前のVodkaのライブをよく見ていて、5年ほど前にまだVodkaが活動していることを知り、ある方を通じて辻さんと再会した。
当時からVodkaは最高にいかしたバンドで、辻さんのギター&ボーカルはルーズな独特のビート感を生み出していた。
そして僕は2年くらい前に久々のThe Vodkaのライブを見ることとなった。
基本的にVodkaの音楽スタイルは変わっていない。が、当たり前だが30年もバンドを続けていれば演奏にも年季が入ってくるわけだ。ベースに元スライダースのジェームスさんがいることで重厚などっしりとした演奏になり、辻さんのパフォーマンスは堂々としたものであり、30年前のルーズなビート、とは少し違うかなり力強いものになっていた。
今回はThe Vodkaから辻浩二(v.g)、渡辺健司(g)の二人からなるアコーステックギターユニットとなる。
開演前、会場のMojo CafeにはThe Vodkaのファンの男どもが集まり始め、男臭い熱気が高まってくる。
30年以上もThe Vodkaを背負ってきたきた男、辻浩二には、やはり相応な年季と懐の大きさを感じる。The Vodkaのファンは辻浩二に男ぼれしているようなところもあるのか。
演奏が始まるとその”男ども”から一斉に歓声が上がり一気にトップギアに上り詰める感じになる!すでに1曲目から拳、手拍子、歓声、合唱、になる。(初めて見る女性客は・・・引いていたなあ・・・これはやむを得ない(笑))
辻さんのギターがリズムを刻み、渡辺健司さんのギターが縦横無尽に駆け巡りサウンドに広がりをみせる。
驚いたのは、辻さんのギターが力強いだけでなく、ものすごく正確にリズムを刻んでいること。辻さんの男気のあるまじめな性格がそのまま音に出ているかのようだ。
そこに渡辺さんのギターがまさに駆け巡るかの如く疾走感をあたえている。
渡辺さんのギターは辻さんのボーカルギターに相性よく、一音一音に力が籠っていて全身全霊で弾きまくっている。
今回申し訳ないことにコーラス用に用意したアンプが直前に故障してしまい、それでも渡辺さん、地声で叫ぶようにそれでもしっかりコーラスつけてくれました。そう、写真の彼のマイクはいわゆる・・・なんちゃってマイク、です(笑)
前半はThe Vodkaのオリジナル中心の選曲。
後半はカバー曲中心の選曲であった。でも、どんなタイプの曲を演っても、彼らの、辻浩二の、ロックな曲に装いを変えて聴こえてくる!
A Change Is Gonna Come , Redemption Song , Oh Pretty Woman , Be-Bop-A-Lula
等々、主に60年代の名曲がずらりと並ぶ。
ソウルを歌っても、ロックンロールを叫んでも、レゲエを奏でても、それはThe Cocksucker Blues Bandの、辻浩二のロックになっていた!
意外とめずらしいMojo Cafeのロックな一夜であった。
・・・余談ですが、ほんとThe Cocksucker Blues Band(The Vodka)のファンはあたたかかったです!彼らへの声援も、そしてMojo Cafeにまで気持ちを向けていてくれたように感じました。ライブにいらしてくれた皆様、本当にありがとうございました!
男ばっか!(笑)
最後にツーショット・・・・ごめんなさい、余計でした(笑)