そして横浜から初登場、遠藤コージさん。
遠藤コージさん、オープニングは客席からアカペラで、フィールドハラーと呼ばれるブルース以前の黒人労働歌を力強く歌いながら登場!
しかも、即席の『ならず者』面を被ったままギターを抱えて歌いだした!
ビリビリと面が震える音と一緒に歌われる彼の声はまさにリアルな『ならず者』の雄たけびのよう。
そして素の遠藤コージ。彼の日常から搾り出てくるリアルで行き場のない、しかし最後は解放されたいという欲求を吐き出す歌の数々は、力強さと諦観、悲しみと開き直りが同居した彼の人生観が語られているよう。
その遠藤コージのパフォーマンスを、おきて破りの(笑)連続写真でどうぞ。写真からもその力強さが感じられると思うのですが・・・いかがですか?
遠藤コージ独特の、ストンプマシン(足踏み)での強弱のリズムによる演出、またトレモロアームよろしく、このギブソン・フルアコのヘッドのペグを直接回して音をゆがませるという荒業も!
こんな独特の技法も全くギミックに感じられないくらい板についた自然な演奏で楽しませてくれる。
そして最後もアカペラで力強く歌いながらの退出。素晴らしいライブ演奏でした。
ありがとう、コージさん、また観たいよ!聴きたいよ!よろしくお願いします!
さあ、深川慶さん登場!
慶さん、前回1年ちょっと前のMojo Cafeの時と全く変わってないよお!いいなあ、慶さんのこの何とも言えないゆったりした雰囲気。
黒人労働歌がベースとなるコージさんの歌はその意味から必然的に重く激しくなりがちだが(それだけではないけどね・・・)、慶さんの歌は日常の何気ない出来事や生活感をユーモアたっぷりにちょっとエロっぽく、特別なものはなにも無いんだよ的にごく普通に歌ってくれる。コージさんとは真逆の感じがまたいいカップリングになっている。
そして今回も『兄貴の嫁さん』やってくれました。
そして必ず毎回言われるらしいです。「『兄貴の嫁さん』の続編はないの?」
無いらしいですよ(笑) この歌はニューアルバム『花散らし』に入ってます。
そして最後にこんな慶さんも・・・
慶さんも叫ぶ時がありました!
今回も素晴らしいライブになりました!慶さん、コージさんありがとう。お越しいただきました皆様、ありがとうございました!