Mojo Cafe

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2016年9月8日木曜日

岸本賢治(g)Presents JAZZ LIVE with 松本知晃(pf) 2016.8.4

 初めに告白してしまいますが、今回のライブ、人が集まらなかった。日程が悪かったのだろうか・・・たぶん。8月の前半、子供たちは夏休み、会社勤めの方は一番休みを取る可能性の高いころ、家族サービスも含めて一人で飲み歩いたり遊びに行ったりしずらい時期、だから・・・だろう。

 お馴染み岸本賢治プレゼンツのジャズライブは、初のピアノとのデュオ・・・なのに観客はお二人。しかも最初から最後までおられた方は一人・・・。さらには、実はスタートの時間を30分以上遅らせて一人目のお客様がいらっしゃったのを確認してからのライブスタートでした。

 普通であれば店の恥にもなってしまうし、演奏者にとってもいいことではないのであまりこういうことは書かないのですが、今回は彼らの演奏をご紹介するのにこの状況を抜きには考えられないのではと思い、正直に書いています。

 たったお二人・・・いや、一人のお客様の前での演奏とはミュージシャンにとってどういう事なのだろう。やる気が失せて気の抜けた演奏になるのだろうか?それとも、お客様と和気あいあいとした、気楽な、言葉を換えれば緊張感のない、演奏になるのだろうか?

 いや・・・そんなものではなかったです、彼らの演奏は。

 たった一人の観客の前での演奏。それはある意味そのお客様とのさしの真剣勝負。全く気の抜けない緊張感MAXの中での演奏。余計な遊びもない、キレッキレのプレイの連続でした!


 たった一人の観客の前で、もし手を抜いた演奏をしたとしたら、それはミュージシャンとしての誇りを捨てたことと同じ・・・とは、あるミュージシャンの言葉。実際手を抜きたくても抜けない状況、でもあるのではないのでしょうか。



 たった一人の為の演奏、これはその観客にとっても最高に素晴らしく、とてもしんどい状況ではありますよねw。

 気楽に来たのに、臨んだわけではないのに一対一の真剣勝負になっちゃった!なんて、でもこんな経験そんなにできることではないので、やはり素晴らしい経験だと思います!


 

 


 普段はたくさんの(?)観客を意識しての演奏ですが、今回はたった一人のお客様の事だけを想い、自分たちの演奏に意識を集中しての鋭い、いわゆるキレたプレイの連続でした。


そしてフィニッシュ!
岸本さん、松本さん、たった一人のお客様、そして事情により途中でお帰りになられたけど観に来てくれたお客様、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

そしてそして・・・今回のリベンジの意味でも、同じデュオで10月6日(木)やります!

岸本賢治Presents JAZZ LIVE with 松本知晃(pf)

10/6(木)19:30スタート at MojoCafe

みなさま、よろしくお願いいたします!